スリランカの里親支援・通学用の自転車をプレゼントしていただきました皆様へ

HAPPY NEW EARTH スリランカ支援担当の林真市です。

2021年度、スリランカの里親支援・通学用の自転車プレゼントのプロジェクトを応援してくださり誠にありがとうございます。

スリランカはかつてない激動の時代を迎えています。
経済破綻、大統領は国外に逃亡、ガソリンが買えなくなり、物価が何倍にもなりました。

当たり前のことが当たり前にできないスリランカでパーナマ村の子供たちは学校に通うことができました。
一重に皆様が里親支援をして応援してくださったおかげです。
ありがとうございました!

皆様からお預かりした大切な支援がどのように活かされているのか、この目で見てみたいと
4月にパーナマ村に訪問、11月にNPO DAHAM PAHANA本部を訪問しました。

支援している子どもたちが通うパーナマ村の学校では英語の先生を雇ったり、学校にトイレを設置したり、
子供たちが学校に通い、勉強できるように子供個人だけでなく、学校の設備投資など積極的な活動をしていました。

私がパーナマ村を訪れた理由のひとつとして、里親支援をしてくださった皆様とこどもたちをつないだり、
通学用の自転車をプレゼントした子供たちが元気に自転車に乗っている動画をとってプロジェクトを応援してくださったみなさまに動画や写真をプレゼントしようと考えていました。

しかしながら、村の担当スタッフが個別に子どもの写真を撮ったり、動画を撮影することを認めていただけませんでした。
外国人の私が子供たちの写真をたくさん撮影すると村の子供たちやお母さんは
「写真を撮って子供たちを外国に売ろうとしている」
と勘違いしてしまうことがあるという説明を受けました。

スリランカを応援している日本人のみなさまに子供たちの写真を送ってあげたいと説明をし、
団体写真を撮影することだけはなんとか認めていただけました。

スリランカや南アジア諸国では、写真や動画を撮影されると、子供たちがさらわれてしまうと思っている人たちが田舎にいます。
子どもたちの安全を思っての行動なので、決して悪気があってのことではございません。

私たちは村の方々の希望や考え方を優先して、個別の写真は撮影しないようにしました。

しかしながら、私の家族が応援している子どもが風邪をひいていて会えないと言われました。
後で知ることになるのですが、里親支援をしている人がパーナマ村を訪れたら支援している子どもに故意に合わせないようにしているようでした。

スリランカの里親支援をしている皆様がもしスリランカに行きパーナマ村に行っても私と同じ体験をするのではないかと心配になり、
11月にNPO DAHAM PAHANA本部を訪れました。

里親支援をしている子どもに会えなかったり、写真や動画を思うように撮影できなかったことを代表のチャールズ氏に報告しました。
そして、もし里親支援をしている日本人がパーナマ村に訪れたら応援している子どもに会わせてあげたいと伝えました。
チャールズ氏から里親支援をしている人と子供たちがもっと気軽に会えたり交流できるような体制に変えたいと提案をいただきました。

HAPPY NEW EARTHの対応として、パーナマプロジェクトの態勢が変わったと確認できるまでは、新規の里親支援の募集はしないことにしました。
すでに里親支援をされており継続を希望される方のみ里親支援継続のお手続きを承ります。

パーナマ村の里親支援は現在も継続して行っており、来年も子供たちのために活動を続けています。

お互いをもっと信頼し合い、スリランカと日本が深くつながるためにもう少しお時間をください。

引き続きスリランカの応援をどうぞよろしくお願い致します。
HAPPY NEW EARTH
スリランカ担当 林真市